今までいろいろなパターンの「逆転」合格があったのですが、塾を始めてから26年間に入試制度も変わりましたし「逆転」の定義があいまいですので類型化するのは難しいです。
ただ、私の考える「逆転」合格とは「ある特定の受験制度内もしくは特定志望校内での相対的順位が急激にあがり」合格することです。
最近の大学入試・高校入試・中学入試の制度で、「逆転」が起こっている確率が高い時期がありますので、高い順に挙げてみます。(私は昔から悪いクセで確率の高さで考えてしまいます。。)
1位 :中学3年生の10月ないし3月~高1の1学期末(大学推薦入試)
2位 :小学校4年7月~小学校5年(中学入試)
3位 :高校3年7月~1月(大学一般入試)
4位 :中学3年生7月~1月(私立高校一般入試)
5位 :中学2年生4月~中学3年生6月(公立高校一般入試)
(ただし、強い前提条件があり、母数が数千人程度の「家庭教師を派遣したまたは個別指導塾に入会をしたご家庭」です。「集団塾にずっと通っていた」「塾に行ったことがない」等のお子様は含まれません。)
2位の中学受験以外は、制度上の問題(構造問題)からきていると思われます。
一番高確率で起こり、勉強の負担が少ないのが、中学3年の進路(私立・公立)が決まったところから高1の1学期末までの対策だけで高校1年生の1学期の順位を上位にする方法です。
今年もまた高1の数人が実質「逆転」しました。実際に合格が出るのは高校3年の冬ですが、もう実質「逆転」合格がほぼ決まっているのです。
理由は長くなるので、いつかまた。
<写真1>のお子様は当塾の高1で学年上位12%くらいです。中学3年生の時は上位42%くらいでした。
<写真1>
<写真2>のお子様は4年前くらいに入塾し、実際に「逆転」合格され、現在大学生です。
塾に通うタイミングのご参考になれば幸いです。
<写真2>